Cosas comida15

2024年の写真から

ホンモノだ パート3

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この街で最終日にして、やっときちんとエンパナダを食べました。
毎日、節約生活なのでレストランにも行けず、スーパーで値が張るものも買えません。なのでこの街のソウルフードであるエンパナダ(La Empanada)も、スーパーに併設するパン屋の小さいのを買っていました。それでもじゅうぶんおいしいです。
先日のクラスのテーマは、この街の食の歴史でした。その主題としてエンパナダの歴史や種類などを学びながら、言葉の勉強にもなるおいしいクラスでした。
先生に「この街のエンパナダは食べた?」と聞かれ「スーパーのものしか食べていない」と答えると、すぐにマップで検索して「アパートメントの近くにこんなにたくさんエンパナダ屋さんがあるのに、なんで?」と指導されました。
あらためて調べると、この街ではパン屋はパン屋でも、専門分野を持っています。
朝、おいしいビスコチェを食べるパン屋さんはビスコチェ屋。同じくエンパナダはその専門店があるのです。
いちばん近くのエンパナダ屋さんに、昼ごはんを買いに行きました。ものすごくたくさんの種類があったので、この街ならではのものを注文して、アツアツを持ち帰りました。
午後のクラスがあるので、食べながら勉強しました。
おいしかった。すごくおいしかった。ほかの種類も食べたかった。
なんて、それぐらいの未練があるくらいがいいのだ。
明日はちがう街に移動します。だから会えてよかった、この街のエンパナダ。
2024年4月記