Cosas comida16
2024年の写真から
国対抗
毎日、PiscoSourを飲んでいます。なぜならおいしいし、日本では飲めないからです。
PiscoSour(ピスコサワー)は、ペルーとチリで製造されるブドウの蒸留酒Piscoをベースにして、レモン果汁や卵白を入れたカクテルです。
一覧ページのPiscoSourは、最初に滞在した街の友だちが、自宅で作ってくれたものです。作ってるそばから「おいしそう」を連発していたので、台所で乾杯とあいなりました。レモンを多めに使ってくれた自家製PiscoSourはとてもおいしかったです。この街では、学校の課外活動でもPiscoSourづくりを体験しました。
この写真は、いま滞在している宿で毎日のんでいるMaquiという果物を使ったPiscoSourです。とてもおいしい。
と、どちらの国でもとてもおいしいのでわたしにとってはそれで問題なしです。
ただ、それぞれの国のひとたちとしてはそれでは終わらないようです。
PiscoSourをもうひとつの国で飲んだと話すと、その国のひとは「PiscoSourはこっちの国がホンモノ」という話が始まります。課外活動で、その学校の校長はそのPiscoSourの解説のなかで、やっぱり「PiscoSourはこの国だけのもの。Piscoもこの国のものがホンモノ」と話していました。
わたしのようなヨソモノからするとおもしろいです。この国対抗。どっちの国でもPiscoSourを飲んでいると喜ばれるし「こっちの国のもの」話がはじまるし、もうヨソモノとして楽しむしかない。
日本の餃子のように消費量対決みたいなことはしないのが、またかわいい。
そんな話を聞きたいので、今夜もその国のひとの前でPiscoSourを飲むのです。
2024年4月記