Cosas comida19
2024年の写真から
泣けてくる
ものすっごくすっごく高いレストランに行きました。標高じゃなくて。
この渡航の最終日が近くなってきたから泣けてくる、のではありません。
レストランの会計を見て、ほんとに泣きそうになったのです。この渡航で計画している1日の予算の30倍。すなわち1か月分。
泣けてくるのは、このレストランに行くことを希望していなかったのに、行くハメになってトンデモない金額だったからだろう。
パワーのある場所が大好きな同行者は、有名レストランも大好きで、数か月先まで予約がとれないこのレストランを、わたしを含めて予約していました。ふつう相談するよな。トホホ。
すってきなレストランで料理がきたらカシャカシャと写真を撮るのが嫌いなので、ブツの写真しかありません。もうブータレてます。トホホ。
この写真のようなオーダーメイドの食器で16メニューもくる。半分はショっぱい。よくわからない。
わたしは旅に出たら、できるだけその街のスーパーに行き、外食するときは地元のひとが多く集うお店に入ります。安いし、おいしいし、その国のことを知ることができるからです。
このレストランには、この国に住む多くのひとが憧れ、いつか行きたいと思っているそうです。だから、わたしみたいなポット出のアジアからきた旅行者がやすやすと行ってはいけないと思っています。何度も友だちを説得しました。
パワーに敗れ、行くハメになってしまった情けない自分にも泣けてきます。
だから今日もひとりでスーパーに行って、計算しながら買い物をする。
1日の全予算60soles。それでじゅうぶん楽しい毎日。それが旅。
2024年5月記