Cosas comida28

2024年の写真から

堂々たるごほうび

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くだもの屋さんで、ごほうびにと買うのであればナシです。ぶれません。
わたしは、そんなにすすんでくだものを買いません。ふだんからそんなに欲しません。
南米のブドウは好きですが。
でもナシ、大好きです。
あのきどってない姿や、こびることもないギュっと水分がつまったような味。ああ、ナシはいいなあ。
でも高い。だから買っていません。
そんなナシの旬。なんと近所の方がとても大きなナシを「親戚から届いて食べきることができないので、どうぞ」と持ってきてくださいった。
神。ナシの神。
いただいたあと玄関をしめて、その大きなナシをなでながら、ひっそりと歓喜の声をあげました。
毎週の山のトレーニングを終えて、この日は餃子のケジメもなしにして帰宅。
そのすてきな大きなナシを氷で冷やして。
すぐにいただいてはダメな気がして勉強をしてから、いざナシ。
ああ、ナシは不滅。ナシは至極。
豊潤なナシに満たされた一日。
この堂々とした姿は、この夏を乗りこえたごほうび。
暑かった。でも生きている。
だから堂々と。
2024年9月記