Cosas cosas21
2024年の写真から
有効なモノ
わたしが学ぶ言語では、「現金」を示す言葉は「有効な」という形容詞の意味も持つ"efectivo"です。
今日、大きな額の引き落としがありました。南米の滞在中にクレジットカードで支払ったお金です。
1ドル=115円くらいの感覚で旅していた時代が長かったので、1ドル=150円台となった今、きちんと覚悟をして南米へ渡ったつもりです。
でも覚悟した以上のビビる毎日でした。
渡航初期には、不正利用の対策から2枚のうち1枚、クレジットカードも使えなくなりました。
その日から、現金がいちばん有効だと、つくづく感じながら生活しました。
だからこそ、滞在した国の紙幣やコインの模様をじっくり見ることができました。
ウルグアイの50pesosの紙幣は透明な窓にホログラフが隠れていて、とってもキレイでした。キレイだったので、おみやげとして母に贈りました。
なにも生産活動をしなくなったわたしが言うことではないけれど、日本の紙幣ってとてもステキ。
新しくなる紙幣と旧紙幣を持って、遠くの友だちを訪ねておみやげに渡しながら、そこに描かれた人物と日本の紙幣の美しさを話すことができればいいな。
なんてことを考えるほど、はやくも旅が枯渇してきた。
2024年6月記