Cosas cosas33

2024年の写真から

シコクとデンマーク

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あらたな勉強イス生活がはじまりました。
ベッドにいる時間とおなじくらい、イスに座って勉強する時間が一日の大きな割合をしめています。
もとより、このアパートには、イスは勉強するイスと、クツ脱ぎイス、そしてベッドサイドのイスしかありません。食事のときは、台所前に簡易にしつらえたカウンターで立って食べます。
これまでは、ながく生家で使い持参したイスをずっと使っていました。
『大草原の小さな家』を愛して育ったわたしは、その世界を感じることができるこのイスがとても好きです。
でも数年前から、背を持ち上げると、そのたびにタテに組まれた木のパーツがはずれてしまうようになりました。また受験生のように勉強するようになった昨年から、じゃっかん高さが不足していることにも気づきました。
その大好きな形を生かしベッドサイドで読書をするイスへと昇格させるべく、新たな勉強イスを探し続けて1年あまり。
先日、(仮)旅をした街で、ぐうぜん見つけたイスがやってきました。
もはや『大草原の小さな家』のにおいはしないけれど。
生家のあるシコクで50年まえから使ってきたイス。
まだ見ぬ国、デンマークで80年前に作られたイス。
世界は広い。でもその一端にふれることができる。
だから今日も明日も勉強しよう。
また世界を見に行こう。
2024年10月記