Cosas libro15
2024年の写真から
先輩の教え
先輩の教えは大切です。
稲垣えみ子さんの『人生はどこでもドア』(幻冬舎文庫刊)を読みました。
2016年の発行時に『魂の退社』を読み、50歳の退職には、とうてい間に合わないけれど、その選択肢をおぼろげに考えることができ始めました。
なので、稲垣さんを、勝手に永遠の先輩だと思っています。
でもこの先輩はすごいので、その能力を生かして生産活動をしています。
そして料理好きです。それらはマネできません。
先輩の生活は、まさに『れんげ荘物語』シリーズ(群ようこさん著)そのもので、毎日のすごし方もとてもシンプル。そこはまだまだおよびませんが、ちょっとマネできています。
とにかくおよばない。先輩はスゴイ。
でも本書を読んで、ちょっと身近になることができた気がしました。また勝手にです。
旅をする理由が、もうまったく一緒で「そうそう!」って100回くらい言いながら読みました。
チョイチョイ出てくる先輩のあせっている姿に「先輩、まだまだですなぁ」なんて、ちょっと先輩きどりの気分になったり。
とは言え、やっぱり稲垣先輩はすごかった。
その一言につきる一冊でした。
「覚悟を決めよ」と言ってもらったような気分。また勝手に。
おかげで、ムボウともいえる次の旅の具体的な準備をいよいよ始める覚悟ができました。
さすが先輩。
2024年10月記