Tiempo mañana18

2024年のある朝の写真から

すごい案内人

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ひとりで4時間コースの森歩きに行きました。
結果、ひとりではなく犬2匹とヒト1人でした。
この地区には、多くの地域犬がいます。どこかの施設に所属するわけではないけれど、いろいろなポイントでたくましく自由に生きています。わかりやすくいうと、おだやかな野良犬です。
いつもひとりで歩いているので、顔なじみになった犬も多く、森で後ろから足音がしたと思うと、あっという間に抜き去られます。
わたしの「大きな犬が好きだ」臭をかぎつけるのか、けっこうモテます。それは彼らの生活する術だと思うけれど。
いつも犬たちは入口5分くらいは一緒に歩いてくれます。今日のソロ初長時間森歩きでも顔見知りの2匹が来たので、また最初だけかと思ったら、なんと最後までずっといっしょに歩きました。
ときどきいなくなったと思ったら、近道で先回りしていたり。さすがだ。
途中、大将格の犬が吠えるのでなにかと思ったら、ちょっとだけコースを外れたすてきな場所で休んでいました。すごいな、休憩しろということですね。はい、リーダー。
何度か道を間違えても「違うぞ」と吠えてくれる。すごい案内人。
このあたりでは放牧しているところも多く、そこで牛や羊を追うために飼われていた犬が、なにかの理由で野良になってしまうのではないかと想像する。彼らはほんとに頭がいいし、人と仲よくできる。
地域のルールがあるから多大な恩返しはできないけれど、明日も犬チームの1メンバーとして森歩きに参加させてもらう。ひとりでも迷わないぞと覚悟を決めて。
そして心ゆくまで犬たちをなでさせてもらうのだ。
2024年4月記