Tiempo mañana28

2024年のある朝の写真から

乗り継ぎ地で

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行きとは異なる乗り継ぎの空港で次の出発を待ちました。
チェックインカウンターが開くずっと前に到着したので、たくさんのカウンターがならぶスペースの片すみで本を読みました。
近くにあるオーストリアへむかう飛行機のチェックインを待つ大人数のグループを見つけました。高校生の修学旅行、みたいなイメージです。
ものすごいテンションの彼らを見て感じたこと。
わたしにとっては乗り継ぎの場所にすぎないけれど、彼らにとっては出発地点で戻ってくる場所。旅がはじまるこの場所が、きっとわたしの2月の場所。
機内からこの場所をながめたときに、この場所に滞在する予定を立てていなかったことを少し後悔した。通り過ぎるのではなく、行ってみればよかった。
ただたくさんの背番号や名前入りユニフォームを着たきっと野球を見に来たであろう多くの日本の皆さんにまじらず、ただの乗り継ぎ者でいることができてよかった。そう思った日本行きの搭乗口。
2024年5月記