Tiempo mañana37
2024年のある朝の写真から
おなじ場所
始発の電車に乗って、静かな場所へむかうのが好きです。
さいきん「始発は、朝のあかるさと、夜のくらさが混在するものなのだな」と感じるできごとに出くわしました。
それでもやっぱり始発は、とても気持ちがいい。
さいきん、とてもくらくなる出来事を、あかるい空気でつつみこむような場面に長く同席することがありました。
そのくらさを乗り越えてきた彼らが、それでもそのくらさを大切に、あかるさと一緒に、空いた片腕に変わらず抱きながら、これからも歩んでいくのだと感じることができた一週間。
あかるさとくらさは違う場所にあるものではない。おなじ場所にあるもの。
2024年8月記