Tiempo noche08
2024年のある深夜の写真から
文化的衝撃 サルサの国で
この国のある街の伝統的な踊りのショーを見に行きました。
東京で学ぶ先生の妹さんに「この国の踊りはすてきだから見に行こう」と誘われ、滞在初の夜遊びをしました。そのショーは夜9時から始まるのでタクシーに乗って、初めて行く地域へむかいました。それはとても大きなショーレストランでした。すてきにドレスアップしている観客の皆さん。コンバースを履いているわたし。ごめんなさい。
ほんとすてきでした。踊り手もすてきだし、衣装もほんとに。
この写真は、踊り手さんではありません。観客です。文化的衝撃、そうカルチャーショックです。
踊り手の皆さんが次の踊りの準備をする何回もの幕間に、バンドがサルサの曲を演奏するわけです。
観客は皆さん、どんどんステージに上がって踊ります。どの幕間も。まさに老若男女、いろんな服装の方が、いろんな体形の方が。
そしてこの幕間が長くて、ずっとみんな踊っています。すっごく皆さん、楽しそうでした。
司会のハデな方がラジオ体操のように前で指揮をとって踊るシーンもありました。コレです。
衝撃がすごくて、伝統的な踊りより、この観客の踊りの記憶ばかりです。
となりの見ず知らずの女性はステージに上がらず、席の横に立って大声で歌い踊りながら「日本人、踊ってきな!」と何度もわたしに言ってくれましたが、ムリです。踊れません、サルサだけでなく踊りを。見ているだけで十分、楽しいし。
ショーは12時に終わったけれど、バンドは演奏し続ける。観客皆さんは踊り続けていました。
すごい国です。サルサの国です。
東京の先生がいつも日本でサルサを踊っているのはふつうなんだと知ることができた、そんな夜。
2024年3月記