Tiempo noche09
2024年のある夜の写真から
サンキューな
生まれて初めて、カジノの近く、さらにカジノの上に住みました。
1か月と数週間の短い間ですが、ものすごい街のまん中の、すごく高い階に仮住まいをしました。
この街には、カジノが多くあります。街の皆さんが楽しそうに入口の店員と話しながら入店するのを見かけます。わたしはカジノに入った経験がありませんが、きっとピカピカしているのだろうなあと想像しました。
おそらくこの街でいちばん大きなカジノがすぐ近くにあります。すごくピカピカしています。さらにこのアパートメントの1階にはまた別のカジノがあります。
近くのカジノの灯りは、ベランダからの夕がたのビール時間に点灯します。そして早朝、ベランダで筋トレをしているときに消灯します。
この場所に滞在する間中、その点灯と消灯を見続けました。
この街はほんとうににぎやかで、バス停もすぐ近くなので、にぎやかを超えてうるさいときもあるけれど。
時差14時間の街に来て、寝ることができない夜中。心配ごとがあって、目覚めてしまった夜中。すごく早い時間にベランダで筋トレを始めた未明。
このカジノの灯りがいつも明るくて、いつもほっとしました。
だから、毎朝聞いているポッドキャスト『蛙亭のトノサマラジオ』のコーナー名にあやかり、お礼を言おう。
カジノの灯り、いつもピカピカ光っててくれて、サンキューな。
2024年3月記