Tiempo noche12

2024年のある夕方の写真から

サンキューな パート2

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きっと人生で最初で最後だろうというほど、歴史的な場所のまん前に住みました。
2週間ほどの短い仮住まいですが、この国にとって大事な広場に面し、部屋からはこの国最古の劇場の後ろに広がるEl Rio de la Plata(ラプラタ川)を毎日見ながら勉強をしました。
計画を始めたときには予定していなかったのであまり情報がないこの街にきて、アウェイ感がいっぱいの気持ちで空港に着きました。でもこの部屋からの景色で、すぐに落ち着くことができました。
この劇場で働く皆さんは、毎朝、早くからみんなで劇場前の広場を一斉に掃除します。その様子を見るのが好きでした。
公演が始まる夜だけでなく、この劇場前には終日、多くのひとが訪れます。誰もが楽しそうでした。
ひもじい毎日で、とても寒いし、独特な言語を使うこの街で、切ない日もあったけれど、この劇場と川のおかげでおだやかな毎日をすごすことができました。
今日も、毎朝楽しみにしているポッドキャスト『蛙亭のトノサマラジオ』のコーナー名にあやかり、お礼を言おう。
すてきで偉大なTeatro Solis、しあわせそうなひとの姿を毎日見せてくれてサンキューな。
2024年4月記