Tiempo noche14

2024年のある夜の写真から

お礼よりも言うこと

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毎日、よく歩きました。森の中も、宿のグルグルも。
この森にくることは、5年来の夢でした。
たくさん歩くんだ。たくさん話すんだ。そのためにはどうすればいいのかを考えて、着いた森です。
その年数分、森を歩いた。
その年数分、たくさんのひととハグをした。
その年数分、深呼吸をした。
出発前日、毎日見ている小さな滝を見て泣いた。夢の森は本当だったから。一度きりだと思ってきた夢の場所だった。
でも「サンキューな」でお別れするのではなく、「いつかまた来る」で出発するのが正しいと思った。
かなわなくても夢を持っていよう。グルグルを見てそう思った最後の夜。
2024年4月記