Tiempo noche15
2024年のある夜の写真から
おどりの街
世界的に有名な湖沿いの街に滞在しています。標高は3800mです。
この国の首都にいたときに「この街の伝統的な踊りはとてもすてきだから見に行こう」と誘われて見た踊りを、本場まさに地元で見ました。首都で見たレストランよりも小規模なレストランだったので、より近くで踊りを見ることができました。
首都のレストランでは都会むけの踊りだけだったのだろうと想像します。この街では、初めての踊りを多く見ることができました。
この街の踊りは、必ず男性と女性の組み合わせです。この写真の踊りは、この街で多く見ることができる毛糸やボンボンを衣装にふんだんに使っていて、踊りもかわいいし超このみでした。
驚いたのは一覧ページのコンドルの踊り。踊りがキレッキレで、一緒に行った友だちは目がハートでした。
パワーのある場所にしか興味のない友だちが「この街にはなんにもないね」と言って「踊りがあるよ」と行ったこの日。
「見たか、すごいだろ」と言ってやりたかった。
ヨソモノとして訪れる場所を比較してはいけない。そこで生活しているひとたちの、端っこにおじゃましているだけだから。それが旅。
2024年4月記