Tiempo tarde10
2024年のある昼の写真から
ととのえる
学校から戻ったら、復習と宿題の時間が始まります。
わたしはこの「さあ始めよう」というときがとても好きです。
仮住まいの部屋は、学校後の時間はとても暑いので、共同スペースに逃げてきます。このスペースがとても快適。風も入るし、静かだし。ときどきものすごい意見の言い合いみたいな打ち合わせに出くわしますが。
勉強するときに机の上にそろえるものは、日本でもここにいても変わりません。この街に来て、加わったのはヨーグルトと、とてもすてきな黒いペンケースです。
この黒いペンケース、実はガラスペンをしっかりやさしくガードしてスーツケースに入れても大丈夫。インクボトルが入る場所もあります。
わたしのいろいろなときをずっと応援してくれている友だちが、わたしが退職のお祝いに同僚からもらったガラスペンを愛用していることを伝えると、この旅に合わせてオーダーしてくれたものです。
だから、ここまできたらずっとあまえて、勉強するときもずっと励ましてもらおうと、勉強のときには欠かさず机に置いています。
これは旅ではない。勉強の修行。だから、そのペンケースに応援されながら、今日も手が痛くなるまで勉強する。
いつも思う。かわらない毎日。
2024年3月記