Tiempo tarde12
2024年のある昼の写真から
世界があつまる場所
この街でのクラスは、いったん今日がさいごでした。
東京の先生がすすめてくれたこの学校は、わたしの想像をはるかに超えて、たくさんの国から生徒が集まる学校でした。
それも驚いたけれど、みんながこの学校で学ぶ目的が、これまでのわたしの経験ではないことでした。
もちろんこのエリアで長く旅をするために、来ている生徒も多くいます。それだけでなく、この地に移り住んできて学ぶひと。この国の親族とここで生活をしながら、将来のために学ぶひと。この言語の親戚との集まりがあるから家族に喜んでもらうために学ぶひと。この言語の先生になるために学ぶひと。
これが当たり前なのかもしれないけれど、わたしの世界は広がりました。
どの先生も、活動やクラスでいっしょになったみんなも、わたしのつたない言葉を聞いてくれました。
もっと頼もしくなって、またここに来ます。
すてきな楽しい毎日でした。
そして「本気と書いてマジと読む」というくらいひたすら勉強をした自分も。
世界が広がった、この場所から。
2024年3月記