Tiempo tarde18

2024年のある昼の写真から

コトバの壁

tiempo-tarde18

せっかくなので飛んでみました。
アクティビティセンターのひとと話し込んでいるうちに「せっかく森にいるのだから、飛ばなきゃもったいない。大丈夫、子どもも飛んでるんだから。」と勧められて、天候のこともありアレヨアレヨという間にその日の午後に飛びに行くことになりました。
ジップライン(Canopy)です。
ちなみに一覧ページの画像で飛んでいるのは、わたしではありません。みんな飛ばないけど見てる家族連れみたいなひとばかりで、飛ばないひとは最終の地点で待ってて写真を撮るわけです。なので、ひとりのわたしはこんなジップラインしかない写真です。
この森には、この国のひとか、近くの国のひとしかほとんど来ないので、説明もすべてこの国の言葉です。それも、この国のひとの言葉はスピードがとても早いです。飛ぶ前に注意事項をたくさん説明されます。おおむね理解できて「よし」と思っていたわけです。「よし」ではなかった。最重要ポイントの意味を逆に理解していました。
というわけで、その最重要ポイントを逆のまま理解して飛び、最初の飛びでまんまと途中で止まりました。森の上で。ハハ。
ガイドに助けてもらい、次の飛びの前にたくさんきびしく指導を受けました。そこで「ああ、逆だった」とやっと理解できました。
次の飛びでは、いちどぶつかったコトバの壁を超えて、ナイス飛び。自画自賛。
いまさら気づいたのは「子どもでも飛んでるよ」は「この国の子どもは注意事項をきちんと理解して飛んでるよ」でした。
コトバの壁、やはりあまくない。でも楽しかった。失敗に学ぶ一日。
2024年4月記
追記 いまさらですが、危険を伴う活動で説明をじゅうぶん理解できないかもしれないのに挑戦してみる、ってやはりなかなか危険です。今後、気をつけます。