Tiempo tarde26

2024年のある昼の写真から

きみたちの違い

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世界的な湖沿いの街で滞在したホテルの庭ではアルパカがのんびりムシャムシャしていました。
太陽の名がつく島のある国からまた徒歩で国境を越えて、湖沿いの街に戻りました。
階段つづきの毎日で、体がガタガタだったので湖を見ながらひさしぶりにのんびり過ごす一日でした。
この街の前に滞在した階段の街にいたころから、その疑問はずっとつきまとっていました。
リャマとアルパカはどう違うのか。
鉄道に乗っていても、車で移動するときも広い放牧地にたくさんいるリャマとアルパカを見ました。世界的名所の空中都市でもキレイなリャマを見ました。ただじっと止まって見ていないので、いざとなると見わける自信がありません。
ともにラクダ科のリャマとアルパカ。どう見わけるのか、湖沿いの街に住む運転手さんに聞きました。
「リャマはエレガント。アルパカはムクムク。」ナイス回答。ぜんぜんわからない。
ホテルでアルパカが放されていたので、近くでじっと座って観察しました。
ムシャムシャ食べる音が聞こえるほど近くでそのアルパカの顔をじっと見る。毛をじっと見る。
生まれ変わるなら、リャマとアルパカのどっちがいいか、考える。
結論。わたしはこのホテルのアルパカになります。楽しそうなので。
なんてことを思ったアルパカ時間。あ、アルパカは走るとけっこう早いです。
2024年5月記