Tiempo tarde30
2024年のある昼の写真から
基点
この街の第一印象、その異形。
この長い滞在で基点にしたこの国の首都を、機内からみおろしたとき、その不思議な地形に驚きました。到着して、空港から滞在する街にむかうとき、その地形を実際に陸で見て、やっぱりその異形に驚きました。
首都の中心市街地とは少し離れた海沿いの街に滞在して学校に通いました。その街は崖の上にあり、崖の下に自動車道、そして海岸線がずっと続いています。
見たことがない地形の街にやってきて、遠くまできたんだなと感じました。
この街で学んで、この大陸を旅して、またこの街にもどってきてまた学びました。基点でした。
街すぎてザワザワしたけれど、いろんな国のひとがいておもしろかった。
ザワザワだからこそ、つらいときもなんとかなった。
なんで日本に発つのか。
その意味がわからなくなってきているけれど、これは旅だからといいきかせて出発します。
またいつか見るかもしれない崖の街。
2024年5月記