Tiempo tarde58

2025年のある昼の写真から

迷い道

tiempo-tarde58

ずっと道に迷っています。
学んでいる言語の本拠地であろう国の南にある街に来ました。
拠点となる貸部屋は、この道を奥に進んだところにあります。
空港から乗ったタクシーの運転手さんに、もっと手前の場所で「これ以上先は車が入れないから、がんばって歩いて。」とおろされました。
そしていきなり迷いました。スーツケース2個とともに。
迷いながら、その道のおもしろさにひとりごとを連発しました。
その後、街の中心地まで道を覚える練習をしています。
が、ずっと迷っています。
だってどの道もおもしろそうで曲がってしまうのだ。
旧いこの街は、ぜんぜん碁盤の目なんかではない。
まったく方角がわからない。
かつ方向音痴だ。
小路で迷っていたら、いきなり広場。
いまどこにいるんだ、わたし。
2025年3月記